[an error occurred while processing this directive]
12.松島公園  
ゲートボールを打ち興ずる人たち
 寺島松の鼻と呼ばれた水面が映える景勝地

 現在の松島公園は往時の木津川と尻無川に挟まれた寺島の地にある。その北端には松の鼻と 呼ばれた場所があって直径1メートルにおよぶ大きな松の独立樹が水面に枝葉を垂れ、舟遊びの人たちは必ずここに舟を停泊させて酒宴を行ったといわれる景勝の地で、これが松島の地名の由縁でもある。殊に夏は涼風に花火をあげ夜の更けるのも忘れて楽しんだと言われていたが、知ってか知らずか現代も深夜に若者が打ち上げ花火をあげに来る。
往時の松島遊所の中心街
 木津川に橋が架けられていなかった時代には左岸(東岸)との間に渡し船が往き来していて市中と九条村をつないでいた。
 明治四年十月には市中の小遊所をこの地に集めて営業させることになり一気に盛り場としての景観が整い、賑やかな街区となった。
  戦災をうけ廃虚となったため、尻無川の細流を埋めて九条地域と地続きにした上で、この地の大半を戦災復興事業の都市計画によりスポーツ施設を主体とした公園指定地として整備した。
11.大阪厚生年金会館 ← 12 → 13.市電第1号走る



[an error occurred while processing this directive]